社員を守る意思


従業員の人生を預かる、それはとても重いこと。その覚悟を持っている経営者の思いをどれほどの従業員がわかっているか。実際にはわかっていないことがほとんどではないかと思います。頭で考えても、体験しなくては本質的に理解するのは難しいものです。

だからこそ、経営者の皆さんは孤独を感じながらも、なんとか守り、育てようとするわけですが、具体的にはどんな風にしていけばいいのか。もちろん、機能的にはOJTが効果的ですが、かつてのように、教える側が、先輩として後輩からみて十分に尊敬できるような人間性を持ち合わせているか、というと、早い段階から責任を負い、余裕のない状況で頑張っているのも実態ではないでしょうか?そうすると、OJTが本来伝えるべき、技術と人間性の後者の部分がどうしても少なくなってしまいます。そうなると、人を育てられない人が増えていくという悪循環に入ります。それは経営者の望むものではないはずですが、一方、そんな人材はいない、そんな余裕はないというのも実態として存在するわけです。

ヒトらぼでは、そんな部分を補っていくような人材育成を、面接を通して実現できるのではと考えています。組織的に変えるべき仕組み、個々が伸ばすべき、あるいは周囲が配慮すべき特徴、これからの経営環境は、これらを理解し、生産性を向上させる必要があります。それは、追い詰められている経営者や従業員ではなく、第三者だからこそ力を発揮できる部分でもあり、心理的視点と企業的視点を持つからこそ出来ることではないか、と考えています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Related Post

職場と発達障害とマネジメントとのカウンセラーの関わり職場と発達障害とマネジメントとのカウンセラーの関わり

発達障害という概念が広がっていく中で、企業の中でも発達障害とどう向き合うか、という点に関しては大きなテーマとなってきていると感じます。ただ、発達障害と言っても、診断が出ている場合、当事者が自分でネットや本などを調べてそう […]

矯正ではなく、人は育つ、を支える~販売店、飲食店の人材育成から矯正ではなく、人は育つ、を支える~販売店、飲食店の人材育成から

どこの企業であっても、人材育成、教育というものは大切だ、と考えていると思いますが、実際問題で見てみると、なかなか大切にできていない現実があるようですし、それを解決できないもどかしさに直面しているように感じます。基本的に、 […]