HPコラム 気遣いできる人の負担

気遣いできる人の負担


気遣いができる人ほど、いつの間にか負担を抱えてしまう、そんなことはないでしょうか?

 

多くの方とお話させていただく中で、気遣いをする人、空気を読む人が、大きな負担を抱えてしまうことが多くあるようです。必ずしも、それが悪いことではないのですが、重くなりすぎてくると、その人の気持ちの面、行動の面、様々な形で影響が出てきます。

 

気遣いをしてしまう背景には、人のために何かをしなくては、人の役に立たなくては、自分よりも人を優先する、そんな思いが背景にあることがほとんどです。周囲からはいい人、頼れる人、そんなふうに見えているでしょう。

 

もちろん、その道は自分が選んだ道である、という覚悟で向き合っている方や、それこそが生きがい、という方もいらっしゃいます。ですので、良し悪しの話ではなく、苦痛になっているのかどうかが大切になります。

 

相談の現場で話される方の多くは、割り切る、諦めるなどではなく、どうしたらいいだろうとやや途方に暮れた状態であることが多いように思います。人のために動くこと、背負うことを止めるという選択肢はその時点ではありません。ですので、八方ふさがりのような状態であっても、それでもなお人のために動き、でもなんとかしたいという状態にあります。

 

こんな時には、少し視点を変えてみることも大切になります。それは、実際に人のためになっているのか、とい観点を持つこともひとつです。誰のためにやっていることが、他の誰かにとってはマイナスになっていることがあります。そんなときに、どこを大切とするのか、ということに気づくこと、そして考えていくことが役に立ちます。ひとつの例としては、誰が持つべき課題なのか、それを返してあげることで、その人の学びに繋がっていくという道があるという道もあるわけです。

 

考え方を直す、こだわりすぎなど、現状を否定するようなやり方もあるでしょうが、否定せずに、視点を変えることで道が見えることも多くあります。その人がもっている力、思いを軸に、動ける選択肢を増やしていくことになります。

 

正しさや正解という道を探していくのではなく、常に選択肢を持つ、そんな考え方をできるようになれば、その人が持つ思いや軸を大切にしたままで歩くこともできると考えています。

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